ネットショッピングに導入すべき支払い方法を徹底解説!

ネットショッピングに導入すべき支払い方法を徹底解説!

ネットショッピングを運営する際、どのような支払い方法を用意するかは、購入時の利便性に関わる重要な要素です。希望する決済手段が利用できなければ、購入を見送ったり、別の店舗を選んだりする可能性があります。

そのため、さまざまな決済手段の特徴を踏まえ、自店舗に適した方法を選ぶことが大切です。

本記事では、ネットショッピングで利用されている代表的な支払い方法を取り上げ、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。あわせて、決済方法を導入する際に確認しておきたいポイントについても解説します。

ネットショッピングにおける支払い方法の重要性

ネットショッピングにおける支払い方法の重要性

ネットショッピングでは、利用者が希望する支払い方法を選べるかどうかが、購入時の利便性に関わります。まずは、支払い方法に関する調査結果をもとに、その重要性を見ていきます。

希望する決済手段がないと離脱につながる

購入時に希望する支払い方法を利用できないことは、購入を見送る理由の一つです。希望する支払い方法がない場合、他のサイトで購入したり、購入自体を取りやめたりする人がいる傾向があります。

ネットショッピングでは、商品をカートに入れた後、決済手続きの段階で購入を中断するケースもあります。支払い方法の選択肢が限られていると、利用者の希望に対応できない可能性があるため、店舗の客層や商品の特性を踏まえて決済手段を用意することが大切です。

利用者の多い決済手段を把握する

決済手段を選ぶ際は、実際にどの方法が利用されているのかを確認しておくと、自店舗に必要な選択肢を検討しやすくなります。

総務省の「令和3年通信利用動向調査」によると、インターネットで商品を購入する際に利用される決済手段では、クレジットカード払いが75.7%と最も多く、次いでコンビニエンスストアでの支払いが33.1%、電子マネーによる支払いが28.1%となっています

ネットショッピングに導入する支払い方法を選ぶポイント

ネットショッピングに導入する支払い方法を選ぶポイント

数多くある決済手段の中から、どれを導入すべきか迷う運営者も少なくありません。ここからは、支払い方法を選ぶ際に確認しておくべき基準を解説します。

未回収リスクと入金サイクルを確認する

まず確認したいのが、代金を回収できないリスクです。クレジットカード決済やキャリア決済では、購入時に決済手続きが行われます。一方、後払いは商品を購入した後に支払う仕組みのため、支払い忘れなどによって代金を回収できない可能性があります。その場合、購入者への連絡や督促などの対応が必要になることもあるでしょう。

入金サイクルも確認しておきたいポイントです。購入者の支払いから、売上が運営者の口座に入金されるまでの期間は、利用する決済サービスによって異なります。入金までの期間が長いと、仕入れや運営に必要な資金を確保するまで時間がかかるため、自社の資金繰りに合った入金サイクルかどうかを事前に確認しておくことが大切です。

セキュリティ対策とターゲット層との相性

決済方法を選ぶ際は、セキュリティ対策についても確認が必要です。ネットショッピングではクレジットカード情報を扱うため、不正利用などのリスクがあります。導入するサービスが、通信データを暗号化するSSLや、本人認証を行う3Dセキュアなどに対応しているかを確認しましょう。

また、店舗のターゲット層が利用しやすい決済手段を選ぶことも重要です。クレジットカード以外の支払い方法を利用する人を想定する場合は、コンビニ決済やキャリア決済などを選択肢に加える方法があります。

越境ECを展開する場合は、海外の購入者が利用できる決済手段を検討する必要があります。PayPalなど、対応する国や地域が多い決済サービスを候補に入れ、自社の販売先に適しているかを確認するとよいでしょう。

ネットショッピングで使われる支払い方法の種類と特徴

ネットショッピングで使われる支払い方法の種類と特徴

ここからは、一般的に使われている支払い方法について、購入者と運営者の双方の視点からメリットとデメリットを紹介します。

クレジットカード決済

クレジットカード決済は、購入者がカード情報を入力して支払う方法です。ネットショッピングで広く利用されている決済手段の一つで、購入時に決済まで完了するため、入金を確認してから発送する支払い方法と比べて、出荷までの手続きを進めやすい特徴があります。また、購入者は時間や場所を問わず支払いができ、カード会社によっては利用額に応じてポイントが付与されます。

一方、運営者がクレジットカード決済を導入するには、決済事業者などによる審査が必要です。導入までにかかる期間はサービスによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

また、運営者には決済手数料が発生するほか、購入者がカード情報の入力や情報漏えいに不安を感じる可能性もあります。セキュリティ対策や本人認証など、安心して利用できる環境を整えることが求められます。

コンビニ決済

コンビニ決済は、購入者がコンビニエンスストアで商品代金を支払う方法です。クレジットカードを利用しない購入者も選択できるため、決済方法の選択肢を増やせます。前払い方式では、購入者の入金を確認してから商品を発送できるため、運営者にとって代金未回収のリスクを抑えやすい点も特徴です。

ただし、前払い方式では、注文後に購入者が支払いを行わず、注文がキャンセルになる場合があります。後払い方式を採用する場合は、代金を回収できないリスクにも注意が必要です。

また、コンビニエンスストアまで足を運ぶ必要があるため、購入者の生活圏によっては利用しにくい場合があります。

ID決済

ID決済は、Amazon PayやPayPayなど、購入者が利用しているサービスに登録された情報を使って支払う方法です。対応しているネットショップであれば、購入者は氏名や住所、カード情報などを一から入力する手間を減らせます。入力項目が少なくなることで、購入手続きを進めやすくなる点がメリットです。

一方、利用するサービスのアカウントにログインできない場合などは、決済手続きを進められないことがあります。また、ネットショップ作成サービスや決済サービスによって、利用できるID決済の種類や導入条件が異なります。導入前に、自社で利用しているサービスが対応しているか確認しておくことが必要です。

銀行振込

代金引換は、配送業者から商品を受け取る際に、購入者が商品代金を支払う方法です。クレジットカードなどのオンライン決済を利用せずに購入でき、商品を受け取るタイミングで支払える点が特徴です。

運営者にとっては、商品を届けた際に代金を回収できます。一方で、購入者が不在などの理由で商品を受け取らなかった場合、商品が返送されることがあります。その際に返送料などの費用が発生する可能性があるため、導入する場合は配送業者の条件や手数料を確認しておく必要があります。

後払い

後払いは、商品を受け取った後など、購入時点とは別のタイミングで代金を支払う方法です。購入者は商品を確認してから支払いができるため、オンラインでの購入に不安がある人も利用しやすい決済手段です。

一方、後払いでは商品を発送した時点で代金を受け取っていないため、購入者が支払わなかった場合に未回収が発生する可能性があります。

ただし、決済代行会社などが提供する後払いサービスでは、未回収リスクを抑える仕組みが用意されている場合があります。利用するサービスによって条件が異なるため、手数料や支払い上限、未回収時の対応などを確認しておきましょう。

キャリア決済

キャリア決済は、携帯電話会社が提供する決済サービスを利用し、商品代金を携帯電話料金などとまとめて支払う方法です。スマートフォンから手続きを進めやすく、クレジットカード情報をネットショップに入力せずに利用できる場合があります。

運営者側では、決済サービスの仕組みによっては購入者からの代金回収を決済事業者が担うため、未回収リスクを抑えられる場合があります。

一方、利用できる携帯電話会社やサービスには条件があり、決済事業者によって導入方法や管理方法も異なります。導入前に対応しているキャリアや料金、利用条件を確認することが大切です。

まとめ

ネットショッピングに導入すべき支払い方法

ネットショッピングでは、購入者が希望する支払い方法を選べる環境を整えることが、利用者の利便性につながります。決済手段によって特徴や利用条件が異なるため、自店舗のターゲット層や商品の特性を踏まえて、導入する方法を検討することが大切です。

クレジットカード決済をはじめ、コンビニ決済、ID決済、代金引換、銀行振込、後払い、キャリア決済など、ネットショッピングではさまざまな支払い方法が利用されています。それぞれのメリットとデメリットを比較し、未回収リスクや入金サイクル、導入費用、セキュリティ対策なども確認したうえで、自店舗に適した決済環境を整えましょう。