イタリアワインのインポーター稲垣商店|土地に根差した造り手から直輸入するワインと食材

イタリアワインのインポーターを選ぶときは、造り手との距離の近さと、輸入から保管までの温度がどう管理されているかを確かめることが近道です。神奈川県川崎市高津区に拠点を置く稲垣商店は、イタリアの小さな生産者を実際に訪ねて納得したものだけを直接買い付け、オンラインショップで1本から届けています。この記事では、インポーター選びで見ておきたい観点を整理したうえで、稲垣商店の考え方と取扱いラインナップを紹介します。

イタリアワインのインポーターを選ぶときに見ておきたい観点

インポーター選びの判断材料になるのは、「誰から買っているか」と「どのように運び、どう保管しているか」という2つの点です。同じ銘柄でも流通の途中で状態が変われば味わいの印象は変わりますので、ラインナップの華やかさだけで決めると期待とずれることがあります。ここでは、専門性を見極めるための観点を2つに分けて説明します。

造り手と直接つながっているかどうか

ワインは畑の環境や醸造の考え方が味わいに表れる飲み物ですので、輸入元が造り手とどこまで会話を重ねているかが問われます。現地を訪ねて畑や醸造所を見ている輸入元であれば、その年の出来や造りの変化まで踏まえた案内が期待できます。

ほかの国の業者を介した仕入れや、展示会で試しただけの仕入れが中心の場合、生産者の意図は伝わりにくくなります。誰が、どの畑で、どんな考えで造ったのかを語れるかどうかが、専門性を測るひとつの手がかりになります。

輸送と保管の温度管理が説明されているか

イタリアから日本までの輸送には時間がかかり、暑い時季には高温にさらされる区間も生まれます。温度を管理できるリファーコンテナを使っているか、港での積み替えの場面でも管理が続いているかは、届いた商品の状態を左右します。

国内に届いた後の倉庫も見落とせません。温度に加えて湿度まで管理された環境で保管されているかどうかで、コルクの状態や熟成の進み方は変わってきます。輸入元がこの部分を公開しているかどうかは、権威性を判断する材料になります。

稲垣商店がイタリアワインの輸入で大切にしていること

稲垣商店は、イタリアの小さな生産者からワインと食材を輸入しているインポーターです。オンラインショップを運営する株式会社稲垣商店は2024年10月に設立され、イタリアワインと食材の輸入販売を手がけています。ここからは、買い付けの姿勢と代表の経歴、そして商品選びの基準という3つの側面を見ていきます。

現地で確かめたものだけを買い付ける

取り扱う商品は、現地へ何度も足を運び、畑を歩いて醸造や製造の設備を確認し、造り手と一緒に味を確かめたうえで決めていると説明されています。ほかの国を経由して仕入れたものや、展示会で試しただけの商品は扱っていません。

何度も言葉を交わしてお互いを知り、信頼関係を築けた生産者だけと取引している点も特徴です。オンラインショップに並ぶ顔ぶれは、そうしたやり取りの積み重ねから生まれています。すべて生産者から直接買い付けた正規輸入品として届けられます。

25年以上の経験と生産者とのネットワーク

代表の吉田 裕介様は、ソムリエとして働いた後、ワインのインポーターの調達部門でイタリアワインを中心に経験を積んできました。ワインに携わってきた期間は25年以上に及びます。

現在は200を超える生産者と連絡を取り合い、情報交換を続けています。産地の状況を直接聞ける関係があることが、これから注目したい造り手を紹介する力につながっています。

土地に根差した本物かどうかという基準

会社概要では、ナチュラルワインを造ること自体が目的になっている造り手のワインには関心がない、という考え方が語られています。その土地で長く受け継がれてきた品種や仕立て、醸造の知恵にこそ意味があり、そうした造りを続ける人たちのワインが不自然になるはずがない、という見方です。

ナチュラルかクラシックかという分け方ではなく、土地に根差した本物かどうかを基準に選び、その価値を広めたいという姿勢が示されています。ナチュラルワインのインポーターを探している方にとっても、選定の考え方が読み取りやすい形になっています。

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取扱う生産者とラインナップの探し方

取扱いは、ピエモンテからシチリアまでイタリア各地の造り手に広がっています。ワインだけでなく食材もそろい、どちらも生産者ごとに整理されています。ここでは、ワインと食材に分けて紹介します。

バローロをはじめとするイタリア各地のワイン

ピエモンテでは、バローロのジュゼッペ・リナルディやジャコモ・コンテルノ、ジュゼッペ・マスカレッロ、ジョヴァンニ・カノニカが並びます。バルバレスコのリヴェッラ・セラフィーノ、ロエロのカッシーナ・ヴァルデルプレテ、ガヴィのラ・ライア、モンフェラートのカッシーナ・イウリやサマー・ウルフ、カッシーナ・ロエラも扱っています。

産地の幅も広く、プロセッコのマルスレット、トレンティーノA.Aのポイエレ・サンドリ、フリウリV.Gのロンコ・セヴェロ、リグーリアのテラッツェ・シンギエ、ロンバルディアのアントニオ・パニガダが顔をそろえます。ヴェネトのフィリッピやカ・ラ・ビオンダ、トスカーナのバッケレートやアンブラ、サンタ10、ランケッレ、ラッツィオのコリッキオ、シチリアのコスやラモレスカ、イル・モルテッリートまで、地域ごとの個性を追える構成になっています。

探し方は、生産者一覧のほかに地域別と色別の切り口が用意されています。色は泡、白、オレンジ、赤、ロゼ、甘口に分かれ、商品ページには品種や容量、栓の種類に加えて、味わいを短い言葉で表したタグが添えられています。

パスタやオリーブオイルなどのイタリア食材

食材では、マルテッリとファブリのパスタ、ラモレスカとコスのオリーブオイル、バレーナのアンチョビが代表的な顔ぶれです。チェーザレのヴィネガー、ベルフィオーレ・ファミリア・チャルロのトマト、ジュゼッペ・コニーリョのハチミツもそろっています。

カテゴリーから探す場合は、クラフトパスタ、オリーブオイル、アンチョビやまぐろのオイル漬け、アチェート、トマトソース、パンテレリア産のケイパー、ハチミツといった切り口をたどれます。ワインと同じ考え方で選ばれた食材ですので、食卓での組み合わせも考えやすくなっています。

状態を守る物流と、飲食店・酒販店への窓口

買い付けたワインと食材をどう届けるかについても、稲垣商店は具体的に説明しています。輸送と保管の両面で管理を徹底し、業務用の相談窓口も用意されています。ここでは、物流の体制と業態別の入り口を確認します。

温度を管理した輸送と国内での保管

イタリア国内の移動から海上輸送まで、温度を管理できるリファーコンテナで運んでいます。港での積み替えの場面でも管理を続けられるよう、信頼できるフォワーダーと組んでいると案内されています。

日本に到着した商品はSBS城南島倉庫で保管し、温度だけでなく湿度まで管理しています。ワインは定温・定湿の環境、食材はドライの環境というように、性質に合わせて分けて管理されています。

レストランや酒販店からの相談にも対応

卸売を希望するレストランは、サイトのお問い合わせから相談できます。契約している卸酒販店が発注に利用する場合は専用のIDが必要になりますので、こちらも問い合わせが入り口になります。

選ばれている商品は、もともとレストランなどのプロに向き合ってきたものです。食のプロが仕事で使える品質を前提にしながら、一般の方にも1本から届けている点が、稲垣商店の間口の広さにつながっています。

イタリアワインとナチュラルワインについてよくある質問

インポーター経由でイタリアワインを選ぶ際に、多くの方が迷いやすい点をまとめました。ここでは一般的な考え方を紹介しますので、実際に商品を選ぶ前の下地としてご覧ください。

ナチュラルワインは特別なワインなのですか

ナチュラルワインという呼び方には統一された定義がなく、栽培や醸造で人の手をどこまで加えるかという考え方の幅を指す言葉として使われています。造り手ごとにスタイルが異なりますので、呼び名だけで良し悪しを判断するのは難しい面があります。産地の伝統や品種との相性まで含めて見ていくと、自分の好みに近い1本を見つけやすくなります。

初めて選ぶときは何を手がかりにすればよいですか

最初は、産地と品種、そして色のタイプという3つの軸から絞り込むと選びやすくなります。イタリアは地域ごとに土着品種が多く、同じ赤ワインでも産地が変われば印象は大きく変わります。飲む場面や合わせたい料理を先に決めておくと、輸入元に相談するときにも希望を伝えやすくなります。

まとめ

イタリアワインのインポーターを選ぶときは、造り手との距離の近さと、輸送から保管までの温度管理を確かめることが判断の軸になります。稲垣商店は現地で確かめた生産者だけと取引し、リファーコンテナと温湿度を管理した倉庫で状態を守りながら、ワインと食材を届けています。

ソムリエとしての経験を経て輸入元の調達に長く携わってきた代表の吉田 裕介様が、200を超える生産者とやり取りしながら選んでいる点も、専門性の裏づけになっています。土地に根差した造り手のワインやイタリア食材に触れてみたい方は、公式のオンラインショップをご覧ください。

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